*

NYC(ニューヨーク市)と東京都のWebサイトを比べて愕然とした。

Pocket

NYC Web Designing

東京生まれJ-POP育ち、@h0saです。

Web Designing 12月号で、CITY OF NEW YORK のWebサイトがリニューアルされたとの記事が載っており、東京都のサイトと比較してみました。

見るも無残な 比較になってしまったのですが、2020年東京オリンピックに向けての問題提起(すでにリニューアルに取り組んでいるのかな?)ということで、記事にさせていただきます。

以下から比較画像をどうぞ。

 

NYCと東京都のWebサイト比較

まずはリンクを貼っておきます。

 

トップページの比較

はじめはPCで見るトップページ(ホームページ)の比較から。

NYC
NYC 1

東京都(日本語)
TOKYO 1

東京都(English)
TOKYO 2

・・・。

なんというか、マンハッタンを闊歩するイケてるビジネスマンと、東京の下町に住む笑顔じわがかわいいおじいちゃん、を見比べている感じでしょうか。

特に東京都の英語サイトにはちょっとびっくりしました(文字だらけ!)。予算の問題などあるかもしれませんが、ぜひもう少しWebデザインに力を入れてほしいものです。

ちなみに東京都のサイトは日本語、英語、中国語、韓国語の4言語のみ対応ですが、NYCのサイトはGoogle翻訳を活用して80言語に対応しています。グローバル!

 

モバイルページの比較

続いてモバイル版のページを比較してみます。

NYC
NYC 3

東京都
TOKYO 3

NYCのモバイルサイトは、PC版と印象が変わりません。というより、レスポンシブデザインのため、PC版でもウィンドウサイズを変えればモバイルで見るような表示になります。タブレットで見ても快適でした。

一方、東京都のモバイルサイトはPC版と異なるビジュアル言語を使っているのが気にかかります。タブレットでは、PC版のサイトが表示されました。なお、モバイルサイトは日本語のみのようです。

 

アプリ展開の比較

最後に、Webサイトからは少しずれますが、スマートフォンアプリの展開についても比較してみます。

NYC
NYC 4

NYCは公式アプリを15個も出しています。試しに「NYC 311」というアプリをダウンロードしてみましたが、きちんとデザインされていて使い勝手が良さそうです。

NYC 311 App
カテゴリ: ユーティリティ
価格: 無料

東京都
TOKYO 4

まもれ!シューマ&エルメ App
カテゴリ: ゲーム
価格: 無料

東京都公式スマートフォン用アプリ「まもれ!シューマ&エルメ」をリリース!
―ゲームアプリで楽しみながら消費者情報を手に入れよう!!―

平成25年3月22日
生活文化局

 新たな手口で消費者を狙う悪質商法は後を絶ちません。特に、若者は被害にあってもなかなか相談に結びつかず、被害の潜在化が懸念されています。
 そこで、東京都では、Twitter、Facebookに続く、若者に対する新たな情報発信ツールとして、スマートフォン用無料ゲームアプリ「まもれ!シューマ&エルメ」を開発しました。3月25日から配信しますのでお知らせします。
 自治体による消費生活情報を発信するゲームアプリの開発・提供は全国初の取組みです。

東京都の公式アプリを検索したら、こちらしかヒットしませんでした。試しにダウンロードしてみましたが、iPhone 5Sではローンチ画面でフリーズして使えませんでした(笑)。なのでコメントは控えます。

 

おわりに

比較して思ったのは、まだまだ日本は行政にデザインの視点が入っていない、ということです。(今回は東京都を取り上げましたが、日本全体に言えます。)

昨年行ったサービスデザイン系の勉強会でも、同じような話題が挙がっていました。慶應の前野先生と竹山先生、千葉工大の山崎先生への質疑応答でのことです。

以下、過去記事より抜粋。

Q. 政府もこのような(イノベーションやサービスデザインを取り入れる)活動に取り組むべきでは?

A. 前野氏 研究室でやっている。

A. 竹山氏 イギリスは政府機関がサービスデザインを取り入れている。日本もどんどんやっていくべき。

A. 山崎氏 アメリカでは選挙のUXを考えたり。日本の経産相と一緒に、デザイン思考促進委員会というプロジェクトをやっているが、運営の仕組みが古い。議事録配布したりとか。打ち合わせをAXISでやることにした。日本政府でデザインを取り入れるには、仕組み・意識から変えていかなければならない。

関連記事:「イノベーション創出のエコシステム勉強会」@早稲田大学 メモ | UX INSPIRATION!

 
日本政府でもデザインを積極的に導入する動きは出ているようですが、それが目に見える形として現れるのはいつになるのでしょうか。

上記質疑で竹山先生も言及されていましたが、イギリスでは政府がサービスデザインを取り入れており、参考になります。

関連記事:日本政府も見習ってほしい、英国政府の革新的なデジタルサービス改善プロジェクト”GOV.UK” | UX INSPIRATION!

他国を見習いながら、行政のWebデザインやサービスデザインでも「クールジャパン」になってほしいものです。

 
参考書籍:サービスデザインの入門書として。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Hiroki Hosaka

    メーカー→ベンチャー勤務のUXデザイナー。このブログではデザインやUXに関するクリエイティブネタを発信しています。さらに詳しいプロフィールはこちら

Follow on twitter Follow on facebook Follow on feedly RSS Feed