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東大i.schoolのイノベーション講義を聴いて「人間中心デザイン」について考え直した

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こんにちは、@h0saです。

先日、schoo × 東大i.school「イノベーション人材」養成カリキュラムの第一回「イノベーション創出における基礎と方法論」を受講しました。講師はi.schoolディレクターの横田幸信氏。

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schooは度々利用してこのブログでもいくつか授業内容を記事にさせていただきましたが、いよいよ大学のカリキュラム(しかもi.school!)も導入し、どんどんパワーアップしていると感じます。

MOOC(Massive Open Online Courses)と呼ばれるオンライン講義はようやく日本でも活発になってきましたが、その先駆けがschooでしょう。最近では、gaccoといった本格的なMOOCも出てきて、知のオープン化が今後さらに期待されます。

さて今回は、「イノベーション創出における基礎と方法論」という講義で印象に残った「0→1
を発想する、技術、市場、人間中心アプローチ」の話をメモとしてまとめておきます。

授業で使われたスライドは以下です。

 

人間中心アプローチだけが発想のアプローチではない

上記見出しがこの記事の結論です。

0→1を発想するには、「技術中心アプローチ」「市場中心アプローチ」「人間中心アプローチ」という3つのアプローチがあります。

デザイン業界に身を置いていると、つい「人間中心」や「ユーザー中心」のアプローチ(言い換えると「人間中心デザイン」)が正解であり、「技術」や「市場」からのアプローチではイノベーティブなアイデアは生まれない、と考えがちです。(というか僕がそう思いがちでした。)

しかし横田氏は、「人間中心アプローチ」だけではなく「技術中心アプローチ」「市場中心アプローチ」も同様に大切だと主張します。

どれが優れているということではなく、それぞれにメリット・デメリットがあり、それらを理解する必要あるとのことです。

その上で、i.schoolが提唱するアプローチは、「技術」「市場」「人間」の視点を統合してアイデアを生み出すアプローチ。次回以降、その方法を学んでいくとのことなので楽しみです。

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出典:【東京大学 i.school 人間中心イノベーション概論】1限目:イノベーション創出における基礎と方法論 | Slideshare

次回のゲスト講師はi.school創設者の田村大氏ということで、エスノグラフィーあたりのお話を聴けそうです。

なお、田村大氏の講演は以前記事にしました。このブログでも閲覧数の多い記事になっています。

関連記事:i.school創設者 田村大氏が語る「イノベーションの生態系とデザインの未来」 | UX INSPIRATION!

 

おわりに

自身の経験を振り返ると、確かに人間中心デザインでの新規提案の場合「ビジネスの視点」「実現性」「技術的な視点」が欠けていた提案が多々あったように思います。

学生の課題ならまだしもですが、社会に出てからイノベーティブなアイデアを提案する場合、「ビジネスの実現性(Viability)」「技術の実現性(Feasibility)」を可能な限り考慮して提案すべきです。

参考:3つのレンズ by IDEO

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引用:About IDEO | IDEO

今回の授業で人間中心デザイン、人間中心アプローチについて改めて考えさせられました。次回はどんな新しい考え方を学べるか、楽しみです。

 

参考書籍

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  • Hiroki Hosaka

    メーカー→IoTベンチャーを経て、グローバルなデジタルプロダクト会社に在籍するUXデザイナー。このブログではデザインやUXに関するクリエイティブネタを発信しています。詳細プロフィール

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