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Any Tokyo 2015 で観た未来を感じるインタラクション展示2選

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こんにちは、@h0saです。

最近ブログを更新する頻度が減ってしまっている(=アウトプットの機会が減っている)ので、もう少しライトな記事も書いていこうと思います。

さて昨日、増上寺で開催されている Any Tokyo 2015 を観てきました。

Any Tokyo

誰かの為、何かの為に、モノやコトを創る人々と、そのデザインやアイデア。AnyTokyoは、そんなこれからのデザインやアイデアが一堂に会するデザインイベントです。
AnyTokyo 2015

という説明の通り、規模は小さいながらもインスピレーションを与えてくれる展示が並びます。昨年もとても面白かったと記憶しています。

この記事では特に、未来のインタラクションのヒントとなる2つの展示をピックアップして、感じたことをまとめました。

 

1. DIY CAMERA KIT for OLYMPUS AIR

Artwork main 054

引用:DIY CAMERA KIT
for OLYMPUS AIR – AnyTokyo 2015

こちらは、オリンパスから発売されているオープンプラットフォームカメラ OLYMPUS AIR A01 を用いて、段ボールを使って自分だけのカメラがデザインできる、というコンセプトです。

OLYMPUS AIR は似たような形状のレンズスタイルカメラ SONY QX の一歩先を行き、アプリ開発キット(SDK)や3Dデータを公開してオープンイノベーションを実践しています。

ここでさらに、スズキユウリ氏とコラボレーションしてカメラの可能性を広げたのが注目すべきところです。段ボールで形状を変えられることももちろんそうですが、ユウリ氏の代表作 OTOTO と組み合わせることで、あらゆるものがシャッターや操作部になる、というのが新しいと思います。

OTOTO紹介ムービーはこちら。

 
「実用性」と言われると首をかしげてしまうかもしれませんが、少なくとも既存の「決められたボタンで操作する」という固定観念を打ち破るすばらしいアイデアです。

今後は3Dプリンタなどで操作部材のカスタマイズ性がより進み、メーカーが決めた操作部材はユーザーが考えたもっと良い部材にあっという間に置き換えられる日は近いのかもしれません。(すでにソフトウェアでは、アイコンの位置やサイズが変えられるのは当たり前のことですね。)

 

2. FINA by トヨタIT開発センター + 慶應義塾大学脇田玲研究室

14 Toyota KeioWakita Lab artwork main 04 3

引用:FINA – AnyTokyo 2015

2つ目にご紹介するのは、トヨタIT開発センター慶應義塾大学脇田玲研究室が共同開発している、FINA (Fluid-HMI Inspired by NAture) という情報マッピングインタフェースです。

 
動画の通り、ドライバーの腕に運転の状況に応じたグラフィックアニメーションが投影されます。こちらを実際に会場で体験することができました。

印象としては、「結構効果がありそう」。

デモンストレーションとして、車のスピードが視覚化された線状のアニメーションや、危険通知時の黄色・赤色点灯アニメーション、眠気防止用の粒子が手にまとわりつくようなアニメーションを体験しました。

これは窓などに投影するのではなく、「自分の身体に投影する」のがポイントでしょう。情報を客観的に捉えるのではなく、より「自分事」として捉えられる、そんな気がしました。

また、周辺視野への情報の提示方法として、アニメーションはやはり有効だな、と感じました。周辺視野では色覚が失われるそうなので、色での通知だけでなく、動きでの通知が重要になります。

この辺りの知見はVRやARでの情報通知や、手を前に出している状態でのリストデバイスの通知など、今後より議論されるトピックなのではないかと思います。

 

おわりに

以上、Any Tokyo で気になったインタラクション系の2つの展示をご紹介しました。

11月3日までやっているそうなので、まだ行ってない方はぜひ。

AnyTokyo 2015

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  • Hiroki Hosaka

    メーカー→IoTベンチャーを経て、グローバルなデジタルプロダクト会社に在籍するUXデザイナー。このブログではデザインやUXに関するクリエイティブネタを発信しています。詳細プロフィール

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