iOS7の全45言語キーボード画面を5つのデザインパターンに分類してみた

(2015/09/23 更新) UIデザイン | , ,

iPhoneのキーボード操作は専らフリック入力の@hosaです。

以前、【iOS7】GUIデザイナー必見!iOS7の全45言語キーボード画像一覧 という記事を書いたのですが、ちょっと冗長になってしまった印象がありました。

今回はデザインパターンという切り口で、全5パターンに分類してみました。キー数が多い順にご紹介します。GUIデザインでのボタンサイズ・ボタン間隔検討や、新しい文字入力UI検討の参考になるかと思います。

 

パターン1: キーがとにかく多い系

パッと見、かなりごちゃついて見えます。ボタンサイズも小さい。しかしユーザーにとってはボタンサイズが小さくても一覧できる方がメリットが大きいと考えられるパターン。

中国語(繁体字)- Zhuyin

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タイ語

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パターン2: PCキーボード風

iOSで最も多いパターン。ボタンサイズのバランスも良いです。

英語ほか ラテン系言語

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日本人でも馴染みのある、キーの上にアルファベットが書かれた配列です。上の画像はQWERTY配列ですが、ドイツ語系ではQWERTYの部分がQWERTZに、フランス語系ではAZERTYになるのでご注意ください。

また、言語によっては各行のキー数が±1〜2個増減します。詳しくは過去の記事をご参照。

 

ロシア語 ほか

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日本人がよく顔文字で使う文字が並びます。

 

中国語(繁体字)- Cangjie

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中国語には手書き入力の他にもいくつかキー入力方式があります。その中の1つは、英語標準キーボードと同じキー数で”へん”や”つくり”から入力できます。

 

韓国語

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韓国語も英語標準キーボードと同じキー数に収まっています。

 

チベット語

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最下段のスペースボタンが2つに分かれているところが特徴的です。

 

パターン3: 右始まり言語

キー配列としてはパターン2に似ていますが、「右始まり言語」なので入力感が違ってきます。あえてパターン2と分けてみました。

アラビア語

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ヘブライ語

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パターン4: 3 x 4 配列

ガラケー時代に一斉を風靡しました。今ではフリック入力の恩恵を受けられる配列となりました。

日本語(かな)

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中国語(繁体字)- Stroke

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パターン5: 手書き入力

えっiOS7ってネイティブで手書き入力対応してるの!? と驚きましたが、漢字数の多い中国語では手書き入力が標準でサポートされています。

中国語(簡体字)- 手書き

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日本語入力にもあればいいのに。

 

おわりに

以上、iOS7キーボード画面のデザインパターンを5つご紹介しました。

各言語のキーボードを詳しくご覧になりたい方は、過去の記事【iOS7】GUIデザイナー必見!iOS7の全45言語キーボード画像一覧 も併せてお読みください!

Hiroki Hosaka

AIベンチャーのUXデザイナー/デザインマネージャー/CXO。メーカー→IoTベンチャー→外資系デザインコンサルを経て現職。このブログではデザインやUXに関するクリエイティブネタを発信しています。
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