その場で1000円出資する、リアルタイムクラウドファンディングを体験!idea talk × Makuake プチレポート

Idea talk 010

どうも、@h0saです。先日、ヒカリエ8F COURTで行われた、idea talk 010 に参加してきました。

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idea talkは「アイディアを持っている人とアイディアを実現できる人をつなぐ場」として、様々なイベントを行っているそうです。

そして今回のテーマは、「リアルクラウドファンディング」。説明をWebサイトから引用します。

Makuakeでクラウドファンディング実施中のプロジェクト実行者たちが渋谷ヒカリエ8階COURTでプレゼン!リアルな場で自身のプロジェクトをアピールします。
参加費1,000円が投票権となりますので、イベント参加者はプロジェクト実行者の熱い想いを”生”で聞き、プロジェクト支援をすることができます。

Makuakeは、サイバーエージェント系列のクラウドファンディングサイト。今回はMakuakeとidea talkのコラボ企画とのことでした。

海外ではKickstarter、国内ではCAMPFIREREADY FOR? などクラウドファンディングが注目を集めていますが、クラウドファンディングの可能性について視野を広げるため、参加してきました。以下、簡単なレポートです。

 

イベントの流れ

参加者は約70名でした。

入場時、参加費1000円をこちらのコインと交換。(最後に支援ししたいプロジェクトに投票します)

Coin

はじめに各プロジェクトのプレゼンがありました。

その後オーディエンスは3グループに分かれてプロジェクト実行者とコミュニケーションを取りました。実行者と直接会話ができるので、プレゼンだけでは伝わらなかった想いや、より具体的な話を聞くことができました。

コミュニケーション

idea talk Facebook page より転載

この直接的な対話はリアルタイムクラウドファンディングならではでしょう。直接プロジェクト実行者の顔を見て話を聞くと、出資するプロジェクトに対する思い入れが増します。

そして最後に投票して結果発表、という流れでした。

 

プレゼン内容

以下の3つのプロジェクトのプレゼンが行われました。
ご参考までに、配布資料を貼っておきます。

シリア難民支援プロジェクト
リアルクラウドファンディング Page 1

監督×女優の映像制作ユニットによる自主映画プロジェクト
リアルクラウドファンディング Page 2

町工場×先端技術の新施設プロジェクト
リアルクラウドファンディング Page 3

 

投票結果

投票結果は、シリアが39票、自主映画が9票、町工場が17票でした。

僕はシリア難民支援に入れました。判断基準は以下です。

・社会へインパクトがあること
・クラウドファンディング以外の資金調達が難しそうなこと

はじめ資料を見る限りでは、面白そうな町工場×先端技術プロジェクトに投票しようかと考えていました。しかし、直接シリアの話を聞き、「東北に集まった支援物資の余剰をシリア難民へ。感謝の気持ちが海を越える。」というコンセプトに共感しました。

 

所感

Makuakeのスタッフの方いわく、クラウドファンディングは実は、出資者の約半分はプロジェクト実行者の知り合いか、知り合いの知り合いなのだそうです。

今回のリアルタイムクラウドファンディングは、残りの半分の全く知らない人に向けてアプローチするのに有効な手段だと思いました。

ただ、今回の方法だと場所の制限があったため入場者も限られました。

もしかしたら、SchooのようにUSTREAMで生放送しながらプレゼンターとチャットベースでコミュニケーションを取り、その場で出資できる仕組みをつくるのも良いかもしれません。その方が本来の”クラウド(Crowd)”を活用できるし、他のクラウドファンディングサイトとの差別化もできそうです。

クラウドファンディングのさらなる可能性を感じたイベントでした。

Hiroki Hosaka

AIベンチャーのUXデザイナー/デザインマネージャー/CXO。メーカー→IoTベンチャー→外資系デザインコンサルを経て現職。このブログではデザインやUXに関するクリエイティブネタを発信しています。
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