「UXデザイン定義書」「アプリケーション定義ステートメント」に関する情報まとめ
こんにちは、@h0saです。
UXデザインのプロセスを進める上で、チームメンバーで最終ゴールのイメージを共有することが不可欠です。そこで用いると有用なのが、「定義書」や「ステートメント」といった、ゴールを明文化した資料です。
この辺りについてネットで調べたところ、genesixの「UXデザイン定義書」や@fladdict氏の「アプリケーション定義ステートメント」が参考になったのでメモとしてまとめておきます。
UXデザイン定義書 (genesix)
【UXデザイン定義書】
UXデザインを共有するためのテンプレート – UXデザイン定義書
【UXデザイン定義書テンプレート 2012年7月版】
【UXデザイン定義書テンプレート 2013年12月版】
Google Driveでは上記スライドとはやや異なる定義書がアップされています。こちらが最新のようです。
genesixのUXデザイン定義書は、次に説明する「アプリケーション定義ステートメント」から「ビジネスプラン」、「ユーザーモデル」まで、UXデザインに纏わる情報が1枚のシートにまとまっており、見返しやすいです。
その他、genesixのデザインプロセスに関するリンクは以下。
genesixデザインプロセス – スマートフォンアプリ開発における「デザイン」の役割 | ジェネシックスブログ
genesixデザインプロセス – 1 – プロジェクトヒアリング | ジェネシックスブログ
genesixデザインプロセス – 2 – UXデザイン | ジェネシックスブログ
genesixデザインプロセス – 3 – UIデザイン | ジェネシックスブログ
genesixデザインプロセス – 4 – 検証 | ジェネシックスブログ
各記事の日付は2012年となっているので、genesixでの最新情報ではないかもしれません。しかし、社外秘になりがちな定義書やプロセスがオープンにされているのは貴重であり、UXを導入する組織に参考になるかと思います。
アプリケーション定義ステートメント
「アプリケーション定義ステートメント」は、アプリケーションの主要な目的とその対象を、簡潔かつ具体的に宣言したものです。
アップルのiOSヒューマンインタフェースガイドラインでも作成を推奨されています。
fladdict深津貴之氏がテンプレートを公開されており、参考になります。
【ブログ記事】
【テンプレート】
アプリケーション定義ステートメント共有シート ver 0.3
アップルのDeveloperページにも説明があります。
おわりに
定義書やステートメントは、あくまでプロジェクトを円滑に進めるためのものです。作成自体が目的になるのではなく、後に訪れるかもしれないゴールとの乖離を、各フェーズで見返すことで防ぐことが目的です。
これらのように公開されているテンプレートを活用して、(必要あれば自社用にカスタマイズし、)定義書作成に時間をかけるのではなくクリエイティブな作業に時間を使いたいものですね。