ヤマハのデザイン展『DESIGN RECIPE』がすごかった!カッコ良かった!@AXIS GALLERY

(2013/12/06 更新) デザイン | ,

Good Design Exhibition 2013の講演会、21_21 DESIGN SIGHT『日本のデザインミュージアム実現にむけて展』に続けて、AXIS GALLERYで開催されているヤマハデザイン展2013『DESIGN RECIPE』を観に行きました。

すっごいきれいな展示で、カッコ良かったです。分野は違えど、同じ日本メーカーの1デザイナーとして、羨ましくもあり、誇らしくもあり。

「写真撮影OK」の許可をもらいましたので、バシバシ撮ってきました。こちらで雰囲気を共有できたらと思います。

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テーマは ”デザインレシピ” 。

『思い』を『カタチ』に展開する際の『考え方』を料理になぞらえ、調理法(レシピ)として紹介する試みとのこと。

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会場奥の展示スペース。1つ1つのプロダクトが引き立ってCOOL。

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例えば、バイオリンのデザインレシピは以下のような表現を使っています。

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“Trim the contour line”(輪郭線から必要部分のみ抽出)

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“Connect points on one surface”(必要な点を単一局面で繋ぐ)

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“Integrate into a Mono Form”(要素をモノフォルムに統合する)

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デザインするにあたっての「哲学」が垣間見えてカッコいいですね〜。

また、特徴的なプロダクトを”Synapses”という名前でデータベース化しているとのこと。各プロダクトごとにそれぞれいくつかキーワードがあり、関連するプロダクトをキーワードを追ってブラウズすることができます。写真はKinectを使った紹介でした。Webからでも”Synapses”の世界を体感できます

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ヤマハのデザインフィロソフィーは、以下の5つとのこと。

・INTEGRITY 「本質を押さえたデザイン」

・INNOVATIVE 「革新的なデザイン」

・AESTHETIC 「美しいデザイン」

・UNOBTRUSIVE 「でしゃばらないデザイン」

・SOCIAL RESPONSIBILITY 「社会責任を果たすデザイン」

頂戴したパンフレットによると、これらのデザイン理念1987年、創業100周年を機に制定されてから変わっていないとのこと。今でも全然通用しますね。

 

ヤマハのデザインフィロソフィーを感じ取れた、すばらしい展示会でした。

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Hiroki Hosaka

AIベンチャーのUXデザイナー/デザインマネージャー/CXO。メーカー→IoTベンチャー→外資系デザインコンサルを経て現職。このブログではデザインやUXに関するクリエイティブネタを発信しています。
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